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【100円のコーラを1000円で売る方法 コミック版】マーケティング理論の入門書。顧客が本当に求めるものを提供しよう

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こんばんは!Kadaです。

100円のコーラを1000円で売る!?いったいどういうことだ!?

タイトルを見て私が思いついたのは、「喉が渇いて今にも死にそうな人に売る」ということでした。悪魔か。

 

マーケティングの手法を学ぶために図書館を訪れたところ、非常に面白そうな本を見つけたので読んでみました。

どんなに良い製品であっても、それを世界に届けるためには「売るための技術」が必要です。その技術を漫画で、分かり易く学ぶことが出来ました。 

 

 

内容を非常に分かり易くまとめて下さっているブログをご紹介。

www.wakatta-blog.com

 

 

あらすじ

会計ソフト会社である駒沢商会でトップセールスになった宮前久美は、「お客さんが喜ぶ商品を創り出したい」という想いを実現させるために商品企画部へ異動を申し出る。しかしそこで出会った与田誠に突きつけられたのは、「顧客絶対主義」の落とし穴だった。彼女は日本企業が抱える課題―「高品質・多機能、でも低収益」から脱却できるのか?MBAマーケティング理論が学べる商品開発ストーリー。

主人公は、営業部のトップセールスである ”宮前久美”。トップセールスの経験に自信を持っており、より良い商品を販売するために商品企画部へと移動します。

 

しかし、彼女が提案した企画は、商品企画部の部長である"与田誠"により「絶対に売れない」という烙印を押されてしまいます。

プライドを傷つけられた久美は、与田の鼻をあかすために、【本当にお客様が求める商品とは何か】を考え始めるー

というストーリーです。

 

高慢でプライドの高い久美が、マーケティング理論とともに成長していく姿が面白く、ストーリーもシンプルで分かり易い構成となっています。

 

なぜマーケティング理論が必要なのか

 

そもそも、マーケティング戦略を何故学ぶ必要があるのかというと、顧客が持つニーズに応え、価値ある製品を販売するためです。

しかし、その思いに応えようとして日本の企業が陥っているのが、「顧客絶対主義」の落とし穴です。

これが会社の衰退を招く原因の一つであると書かれています。

 

お客様が本当に求めるものを提供し、利益を出し、会社を成長させるー

その為に存在するのが、マーケティング理論です。

 

顧客が言うことをなんでも引き受ければ、製品は売れるのか?

「顧客が言うことは何でも引き受ける」ことが絶対に正しいと考える姿は現代の日本企業の姿そのものです。そしてそれを抜け出すカギは、顧客の課題に対する自社ならではの価値を徹底的に考えることにあるのです。-p3

 

 会社がよく陥るのが、お客様の言うことを何でも引き受けてしまうこと、つまり「顧客の言いなりになること」です。

しかし、会社の目的は顧客の言うことを聞くことではありません。

 

お客様が気が付かない課題を考えて、その解決策を提案する

事が会社に求められていることです。

顧客の声を聴くだけでは、「真の顧客満足」には繋がらない。顧客自身が気づいていない問題点を発見し、そこにアプローチをかけることが企業に必要なことなのです。

 

本当に必要なものだけに集中し、不要なものを切り捨てる勇気を。

重要なことは、たとえ他社が提供していても、ターゲット顧客が必要と考えなければあえて捨てること。この「捨てること」が非常に大切ですが、多くの企業は切り捨てることができません。その結果、どこも似たような商品を作り、多機能で高品質しかし低収益な商品を数多く生み出し続けているのです。-p94

 

 ありがちなのが、もっと良くしよう、高品質なものを作ろうとするあまり、無個性な商品を世に送り出すことです。これでは他社の商品と自社の商品の違いが全く分からず、お客様もどれを選べばいいのか分からず、迷ってしまいます。

 

その為に必要なのがターゲット顧客が必要とするものに集中し、その他のものを切り捨てる事です。

 

私たちが商品を買う場合には必ず理由が存在します。その理由を以下に示します。

  1. その商品の価値が自分の価値観に合うこと
  2. 他社がその価値を提供できていないこと

 

この2点を満たすことで、強い購買意欲へと繋がります。

この消費者から見た購入の理由をバリュープロポジションと言い、この2点を満たすことが出来る分野をターゲットとすることで、顧客の要望を満たすことが出来ます。

 

しかし、多くの企業は「自社の強み」や「顧客に提供できる価値」に一点集中することが出来ません。あれも、これもと手を出してしまい、結局無個性な商品になってしまいます。

 

捨てることはすごく勇気がいりますよね。コストをかけてしまえば、「ここまで事業拡大したのに止めるなんてもったいない!」って思うのが人間心理(サンクコスト効果)です。

 

しかし、自社の持つ強みに特化し、「顧客の要望」を切り捨てる勇気を持つことも、マーケティングの戦略なのです。

 

【感想】マーケティング理論の入門書として

マーケティングに関する本を読むのは初めてでしたが、まったく知識のない私でも楽しく読むことができました。

様々なマーケティング理論のエッセンスがギュッと詰まっている一冊です。マンガで楽しみながら学ぶことが出来ました。

 

私がこれから考えていかなければならないのは、「自社の強みは何なのか・他社との違いは何か」を明確にすることです。そこから「自分にしかない強み」「自分にしか出せない価値」を極めることで、人を引き付けるものができるのだと思います。

 

このマンガの舞台は会社です。しかし、会社での業務に限らず、マーケティング理論はどんなビジネスや活動にも応用できるものです。ブログ運営にも活かせる知識が満載なので、一見の価値ありです。

コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法

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